新型コロナウイルスによる人権問題について

新型コロナウイルス（COVID-19)感染症に関わる諸問題があらわれる昨今にあって、誰しもが大きな不安を抱えています。そして、その不安は誹謗中傷・差別・偏見に姿を変え日本国内においても特に「人権」が危ぶまれております。
　新型コロナウイルスに罹患した患者さん・ご家族 さらには、懸命な治療を施してくださる医療従事者に向けての差別言動、また都道府県を越えて移動される人々への非難、非常事態宣言中営業を続けた店舗への嫌がらせなども問題になっております。
世界各国でこの新型コロナウイルス撲滅のためあらゆる対応策・ワクチン開発等、早急に求められておりますが、以前の生活を取り戻す有効な解決方法を得ることができておりません。
このような大変苦しい社会生活において、人々が助け合い、支えあう事が今、最も求められていることではないでしょうか。それは、私たちが生きとし生ける全てのものに分け隔てなく接することにより、お互いが生かしあい尊重しあう差別のない社会を目指すことです。

私たちは、お互いを慈しみあえる社会にすることを誓願します。

【誓願】
必ず成し遂げようと願い、誓いを立てる事。

曹洞宗関東管区教化センターホームページより。